東京⼤学⼤学院理学系研究科附属天⽂学教育研究センターの堀内貴史特任研究員(前・石垣島天文台特任研究員)を中⼼とする研究グループは、むりかぶし望遠鏡などを用いて日除けを搭載したスターリンク衛星「バイザーサット」を観測し、明るさの低減効果を調べました。その結果、バイザーサットは従来のスターリンク衛星に⽐べて明るさがおよそ半分に低減されていることが明らかになりました。本研究は、⼈⼯衛星の太陽光反射を多角的に調査したものであり、観測研究の将来を検討する際の重要な材料となることが期待されます。
この研究成果は、Horiuchi et al. “Multicolor and multi-spot observations of Starlink’s Visorsat”として、『日本天文学会欧文研究報告』に2023年4月8日付で掲載されました。
*オリジナル画像の英文を和文に改変
<関連リンク>
・国内望遠鏡による観測でスターリンク衛星の日除け効果を検証 (東京大学)
・光・赤外線望遠鏡の連携観測でスターリンク衛星の日除け効果を検証 (OISTER WEB)