2023年11月20-21日、欧州南天天文台(ESO)の研究主任(Head of the Faculty and of the Office for Science)のパオラ・アンドレアーニ博士が、石垣島天文台 特任研究員の早津夏己博士との研究議論のために訪問しました。早津博士は2017年と2022年に研究滞在プログラムに選出され、ESOでそれぞれ一年半と三ヶ月をすごし、国際研究を進めてきました。
研究の内容は、アルマ望遠鏡を用いた可視光で暗い遠方銀河の検出に関するもので、写真は検出された銀河候補までの距離(赤方偏移)を見積もろうとしているところです。
また、研究議論の合間には施設内を見学いただき、むりかぶし望遠鏡や南十字星モニターから映る星の様子や、星空学びの部屋でセミナーができることについて興味深そうに質問されていました。
例年、複数回の研究議論や研究会が石垣島天文台スタッフを世話人として執り行われています。今後も研究者同士の国内外での交流を進めてまいります。